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inch magazine PocketStories 02 この星を離れた種族

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『inch magazine PocketStories 02 この星を離れた種族』
パク・へウル (著), 廣岡孝弥 (翻訳)/ inch media / W106mm×H184mm中綴じミシン製本 / 80P / 装丁:坂脇慶

「気候変動+SF」は日本の作品ではまだあまり馴染みがないかもしれませんが、
子どもの頃に観た「日本沈没」(2006年/東宝)が記憶に残っています。当時はただただ恐怖でした…。というのはおいといて、
この作品では、気候変動や環境の変化に向き合う1人の女性の物語が丁寧に描かれているので、
女性の方にもおすすめです。


(以下inch media説明文より)
短篇小説をポケットに――

というコンセプトで、東京を拠点とするインディペンデント・マガジンinch magazineがリリースする海外文学翻訳シリーズ「PocketStories」の第二弾として、邦訳は初となる韓国で今注目のSF作家、パク・へウルのショートショート「鉄の種族」と短篇小説「ゆりかご惑星」の二篇を収めた『この星を離れた種族』を刊行します。

短篇小説「ゆりかご惑星」は清掃労働者の難民女性が家族の安全と引き換えに地球を離れ、ひとり開拓者として他の惑星を地球化(テラフォーミング=侵略化)する役割を担わされる物語。大きなテーマを捉えながら社会格差や環境破壊、差別に向き合い、ひとりの人間の小さな物語を描いており、イギリス製作で映画化も決定しています。

「地球外惑星への移住が必要な時代になったら、最初に惑星探査に派遣されるのは本当に“男性科学者”なのか?」

作者のパク・へウル氏は、科学者が地球を救うSF映画を観た時に感じた疑問から本書収録「ゆりかご惑星」の着想を得たと言います。

高度専門職に就くエリートではなく、ゴミ清掃員の難民女性が主人公の異色のSF小説。

『この星を離れた種族』のジャンルはCli-Fi(クライファイ=気候変動フィクション)。日本ではまだあまり馴染みがありませんが、世界のSF界で潮流となっている「気候変動+SF」です。韓国では近年、女性SF作家が増えています。差別や格差といった現実問題をSFという物語を通して描く作品が多く、20代〜30代の女性読者が急増しているそうです。

フェミニズムの視点も併せ持つ、新たな潮流となりつつあるSF作品となります。

巻末にはSF書評家、橋本輝幸氏によるCli-Fiの歴史を解説する「気候変動SF小史」も掲載しています。

また、装画、挿画は滝口悠生『長い一日』、窪美澄『ははのれんあい』などでイラストを添えている松井一平氏によるアートワークです。

著者プロフィール----------------------------
パク・へウル(著)
大学在学中であった2012年、『季刊文芸』の小説部門新人賞を受賞し、『ギパ(기파)』で2018年第3回科学文学賞長編部門大賞を受賞した。同年末、ムック誌『本日のSF#1』に短篇小説「希望を愛す(희망을 사랑해)」を掲載。2024年7月に初の短篇集『ゆりかご惑星(요람 행성)』が刊行され、表題「ゆりかご惑星」はイギリスで映画化が決定している。

廣岡孝弥(翻訳)
1981年富山県生まれ。『トトノイ人』をはじめ、リトルプレスの制作やサポート業に従事。2021年第5回「日本語で読みたい韓国の本 翻訳コンクール」にて『モーメント・アーケード』で最優秀賞を受賞。オープンダイアローグ・ネットワーク・ジャパン正会員。

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